このページでは、愛知県東部、東三河の中心都市である豊橋市と東京(東京駅・新宿駅)間の移動について比較していきます。両都市間は約290km離れており、この区間の移動手段は、東海道新幹線、高速バス(昼行・夜行)の2つがあります。移動需要は比較的多い地域でもあります。
- 運賃 新幹線>高速バス
- 移動時間 高速バス>新幹線
単純に、一番早く移動できるのは新幹線で、一番安く移動できるのは高速バスです。在来線は距離が長いので、選択肢には入りません。それぞれを比較してみていきます。
JR東海道新幹線ひかり・こだま
![]() | 豊橋駅⇔東海道新幹線⇔東京駅 | グリーン車12,960円 指定席 9,300円 自由席 8,570円 | こだま2時間08分 ひかり1時間20分 |
最初に、新幹線で移動する場合を見ていきます。新幹線は自由席で8,570円です。ネットの会員サービス・学割を利用することで、上記料金はさらに安くすることが可能です。以下に一覧を表示します。
e特急券 | 12,630円(グリーン車) 8,970円(指定席) | 会員制 当時予約可能 |
EX予約サービス | 12,630円(グリーン車) 8,970円(指定席) | 有料会員 当日予約可能 |
スマートEX予約サービス | 12,760円(グリーン車) 9,100円(指定席) | 無料会員 当日予約可能 |
Ex早特1 | 7,900円(自由席) | 前日まで購入可能 |
Ex早特3 | 9,300円(グリーン) | 3日前までに購入可能 |
金券購入 | 7,900円(自由席) | |
学割 | 11,920円(グリーン車) 8,260円(指定席) 7,530円(自由席) | 学割証明必要 |
この中で最も安いのは、学生のみが使える学割を除くとEx早特1、金券ショップの切符の7,900円です。東京豊橋間では、「ぷらっとこだま」は設定されていないため利用できません。間接的に利用する方法として、東京浜松間(6,750円)を購入して、浜松豊橋間は在来線(680円)を利用する方法があります。移動時間は長くなりますが、7,430円で移動できます。
移動時間は、最速のひかり号で約1時間20分、各駅停車のこだま号で2時間08分です。ひかり号は停車駅が少なく、のぞみ号の通過待ちが少ない一方で、こだま号は各駅停車で、各駅の「のぞみ号」の通過待ちがあるため、この移動時間です。
この区間の座席の混雑ですが、こだま・ひかり、いずれも利用者が多く、特にひかり号は東京駅の始発ですぐに座席を確保するか、豊橋駅で乗客が下りた後にすぐに座席を確保しないと、座れないことがあります。こだま号はひかり号ほどではないものの、短距離利用者も多いので、東京に近づくにつれて徐々に混んできます。
ツアーを利用する。
東京もしくは豊橋で1泊以上宿泊するのであれば、ツアーを利用して移動する方法があります。これは、ホテルと新幹線の宿泊がセットになったプランです。一括で予約ができ、料金は別々で予約するよりも大幅に安くなります。ここでは、東京→豊橋で1泊するツアーの具体例をあげて見ていきます。
![]() | 東京駅⇔東海道新幹線 ⇔豊橋駅(往復・ホテル1泊) | すべて込みで 約20.190円~ | 別々で予約した場合 運賃:8,570円x2 ホテル:5,000円~ 合計:22,140円~ |
価格は、東海道新幹線とホテル1泊を含めて20,190円です。これを別々に予約すると約20,820円になり、1,950円安くなる計算です。ホテル代金は日によって異なり、またツアー価格も日によって異なります。これを片道あたりの運賃で計算すると、7,595円、早特1の自由席料金よりも安くなります。
高速バス(昼行・夜行)
![]() | 豊橋駅⇔飯田線⇔豊川駅 ⇔豊鉄バス新豊線⇔東名豊川 ⇔東名ハイウェイバス⇔東京駅 | 鉄道:210円 豊鉄:200円 東名:4,610円 合計:5,030円 | 20分 約20分 4時間25分 約5時間5分~ |
![]() | 東岡崎駅・豊橋駅⇔ウィラーエクスプレス ⇔YCAT横浜駅・東京駅 | 2,800円~ | 6時間10分 |
![]() | 三河田原・豊橋駅・豊川駅 ⇔新宿豊橋エクスプレス ⇔バスタ新宿・中野駅・練馬駅 | 4,800円~ | 夜23時発6時着 |
![]() | 東岡崎駅・豊橋駅・浜松駅 ⇔ウィラーエクスプレス ⇔池袋サンシャインシティ・TDL | 2,500円~ | 夜23時発5時着 |
![]() | 豊橋駅⇔VIPライナー⇔横浜駅・東京VIPラウンジ ・TDL | 3,200円~ | 夜23時発5時着 |
![]() | 豊橋駅⇔JAMJAMライナー⇔横浜駅YCAT ・バスタ新宿・TDL | 5,000円~ | 夜23時~24時 4時~5時着 |
最後に、高速バスを見ていきます。高速バスは昼行便が2便、夜行便が4便運行されています。昼行便は1便が東名豊川のバス停に停車する東名ハイウェイバス、もう1便は豊橋と東京をダイレクトに結ぶウィラーエクスプレスです。
東名バスで豊橋発着の場合、豊川まで在来線、豊川から高速ICまでバスで移動する必要があります。その場合、運賃は5,030円、移動時間は約5時間です。ただし、豊鉄のバスが少ないため、時間帯によっては待ち時間が発生します。また、東名バスは遅れることが多いため、東名豊川でも待ち時間が発生することが多くあります。運行本数は比較的多く、1日8便運行されているものの、豊橋発着の場合、乗り換えの手前や待ち時間を考えると、現実的な選択肢ではありません。
ウィラーエクスプレスは豊橋駅に停車し、横浜駅・東京駅に停車します。豊橋東京間であれば、このバスが現実的な選択肢です。運賃は安いもので2,800円、移動時間は横浜に立ち寄るため、6時間10分です。運行本数は1日1便、東京方面は朝、豊橋方面は夕方に運行します。
夜行バス
夜行バスは選択肢が多く、いずれも豊橋駅に停車します。東京側は複数あり、東京駅(東京VIPラウンジ)にはVIPライナー、バスタ新宿には新宿豊橋エクスプレスとJAMJAMライナー、TDLは新宿豊橋エクスプレス以外のすべてのバスが停車します。運賃はバスによって異なり、一番安いのはウィラーエクスプレスの2,500円です。日によって価格が変動するため、常にこの価格ではない点には注意が必要です。運賃の安さではウィラーエクスプレス、VIPライナーが有利ですが、東京側の発着が異なるため、発着地によって使い分けるのが良いでしょう。
まとめ
以上をまとめると、移動時間がもっとも短いのはJR東海道新幹線の「ひかり」、一番安いのはウィラークスプレスの高速バスです。特に夜行バスは深夜の時間帯に移動するので、宿泊費を節約できるため、コストパフォーマンスは一番高いです。
移動手段比較速見表
移動手段 | 通常料金 | 最安値 | 移動時間 | 備考 |
東海道新幹線 | 8,570円 | 7,900円 | ひかり1時間20分 こだま2時間08分 | 学割以外では、EX早特1が最安値 |
ツアー | 7,595円~ | 〃 | 宿泊費を引いて片道の料金で計算 | |
高速バス(日中) | 2,800円 | 約6時間10分 | ウィラーエクスプレスが最安値 | |
高速バス(夜行) | 2,500円~ | 夜発朝着 | 〃 |