中国地方の中心都市であり政令指定都市である広島市と、四国南部に位置する高知との距離は約340キロ離れています。この区間の移動手段は、瀬戸大橋を介して、鉄道と高速バスの2つがあるので、それぞれを比較してみていきます。
山陽新幹線・特急南風
![]() ![]() | 広島駅⇔山陽新幹線⇔岡山駅 ⇔特急南風⇔高知駅 | グリーン :17,760円 指定席 :13,220円 自由席 :11,440円 移動時間:3時間20分 |
初めに鉄道を見ていきます。このルートでは、広島岡山間を新幹線、土讃線経由の特急南風を利用します。乗り換えは、岡山駅での1回のみです。最も安い運賃は自由席11,440円ですが、下記の割引切符を利用することで、さらに安くできます。
広島往復きっぷ | 指定席 19,630円 (片道 9,815円) | 当日まで購入可能 |
学割 | グリーン16,410円 指定席 11,870円 自由席 10,090円 | 学割証明必要 |
これらの中で一番割引率が高いのはJR四国旅行が販売する広島往復きっぷです。これを利用すれば通常運賃よりも1,625円安くできます。なお、往復切符は、伊野駅~土佐山田駅間(四国発)のみ利用可能で、広島発では利用できません。
移動時間に関しては、約3時間20分です。これは新幹線区間において、速達の「のぞみ」「みずほ」を利用した場合で、「ひかり」「さくら」、特に「こだま」を利用する場合は、さらに移動時間は長くなります。広島岡山間は、新幹線駅が多いので、各駅で通過待ちを行う「こだま」をわざわざ利用するメリットはないでしょう。運行本数は多く、1時間あたり4本~6本あります。のぞみも1時間あたり2~3本なので、速達列車も利用しやすいです。特急南風は1時間あたり1本運行されており、運行本数は少なくありません。
JR+ツアーを利用する。
徳島もしくは広島で1泊以上するのであれば、ホテルとセットになったツアーを利用する方法も選択肢の1つです。これは新幹線もしくは、飛行機の移動と宿泊がセットになったツアーパックで、別々に予約するよりも安い運賃で利用できます。具体例をあげてみていきます。
![]() ![]() | 広島駅⇔山陽新幹線⇔岡山駅 ⇔特急南風⇔高知駅 | 23,400円~ | 別々に予約した場合 鉄道;11,440円×2 ホテル;5,000円~ 合計:27,880円~ |
ツアーは山陽新幹線・特急南風の往復料金と広島のホテル料金が含まれます。ホテルの料金は、安いビジネスホテルの5,000円台と仮定します。すべてが込みで23,400円ですが、別々に予約すると、最低でも27,880円かかります。差額は4,480円です。これを、片道当たりの運賃で計算すると9,200円となり、通常運賃と広島往復切符よりも安くなります。割引切符の少ないこの区間は、ツアーを利用して交通費を節約できます。
高速バス
![]() | 広島BC・広島駅⇔とさでん⇔高知駅・はりやま橋 | 7,500円 | 4時間46分 |
次に高速バスを見ていきます。高速バスは、とさでんが両都市間を運行しています。広島バスセンターと広島駅を発着とし、高知市内の各所に停車します。いずれの都市でも停車するバス停の数は多くないので、広島駅・バスターミナルと高知駅の移動がメインです。そのため、バス停での乗り降りでの遅れが少ないのが特徴です。運行本数は1日2便のみで、朝と夕方にそれぞれ1便運行されています。運賃は通常運賃で7,500円で、往復割引(12,750円)を利用することで片道6,375円、ネット割引では片道7,350円、ネット往復割引(12,500円)で、最安値で6,250円で移動できます。移動時間は約4時間45分ですが、山陽道や市街地の渋滞によっては、これより長くなることもあります。
まとめ
以上をまとめると、もっとも運賃が安いのは高速バス、移動時間が短いのは鉄道になります。ただし、鉄道でも、特急の移動時間が長い分、高速バスとの差は1時間20分程度で、そこまで鉄道が速いわけではありません。それを踏まえると、高速バスが有利になるわけですが、それでも運行本数の少なさがデメリットになるため、朝夕以外(高速バスが運行されない時間帯)は、鉄道が唯一の移動手段になります。
移動時間比較早見表
通常運賃 | 最安値運賃 | 移動時間 | 備考 | |
鉄道 | 11,440円 | 9,815円 | 3時間20分 | 学割を除くと、広島往復切符が最安値 |
ツアー | 9,200円~ | 〃 | 通常運賃は、ホテル代を 5,000円差し引き、片道運賃で計算 | |
高速バス (夜行) | 7,500円 | 6,250円 | 4時間46分 | 最安値は往復割引 |