松山徳島の移動(鉄道と高速バス、バスが有利か?)

徳島県東みよし町吉野川 四国本州・四国内の移動
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四国の西部に位置し、愛媛県の県庁所在地である松山と、四国東部に位置し、徳島県の県庁所在地である徳島との距離は約270キロ離れています。この区間の移動手段は、特急列車と高速バスの2つのルートがあります。ここでは、それぞれを比較してみていきます。

特急いしづち・うずしお

特急しおかぜ・快速マリンライナー松山駅⇔特急いしづち⇔高松駅
⇔特急うずしお⇔徳島駅
グリーン :13,030円
指定席  :10,760円
自由席  :8,900円

移動時間:3時間49分
グリーン席は特急いしづちのみ。

初めに鉄道を見ていきます。このルートでは、松山高松間を特急「いしづち」(宇多津までは岡山方面の特急「しおかぜ」と併結)、高松徳島間は、特急「うずしお」に乗り換えて移動します。運賃は自由席の8,900円です。割引切符は両都市間には設定されておらず、学割のみ利用可能です。割引切符は、松山高松・高松徳島間で充実しており、高松を境にして複数購入する方法もあります。参考として、松山高松高松徳島間の割引切符一覧のリンクを掲載しておきます。

学生割引グリーン11,930円
指定席 9,600円
自由席 7,800円
学割証明必要

移動時間は、約3時間50分です。運行本数は、「いしづち」「うずしお」とともに1時間あたり1本運行されており、比較的充実しています。

JR+ツアーを利用する。

松山もしくは高知で1泊以上するのであれば、ホテルとセットになったツアーを利用する方法も選択肢の1つです。これは新幹線もしくは、飛行機の移動と宿泊がセットになったツアーパックで、別々に予約するよりも安い運賃で利用できます。具体例をあげてみていきます。

特急南風松山駅⇔特急いしづち⇔高松駅
⇔特急うずしお⇔徳島駅
20,700円~別々に予約した場合
鉄道;8,900円×2
ホテル;5,000円~
合計:22,800円
*価格は変動あり。情報はページ作成時直近のものであり、具体的な価格、差額は日によって異なります。

ツアーは、特急いしづち・うずしおの往復料金と、ホテル料金が含まれます。ホテルの料金は、安いビジネスホテルの5,000円台と仮定します。すべてが込みで20,700円ですが、別々に予約すると、最低でも22,800円かかります。差額は2,100円で、ツアーの方が安くなります。これを、片道当たりの運賃で計算すると7,850円です。割引切符のないこの区間は、ツアーを利用することで、交通費を節約できます。

松山徳島のツアーを検索する

高速バス

吉野川エクスプレス・伊予高速バス・徳島バス松山駅・松山市駅・松山IC・川内IC
⇔吉野川エクスプレス⇔三島川之江IC
・三好・脇町・土成・徳島駅
4,800円3時間28分
上記以外にも複数のバス停に停車。

次に高速バスを見ていきます。高速バスは、吉野川エクスプレスが両都市間を運行しています。松山駅を発着とし、高速に入るまでに松山市駅・松山ICなどに停車します。徳島側では、鈴江・徳島大学などに停車し、徳島駅を発着とします。このバスは途中、三島川之江IC、徳島自動車道沿線の三好・脇町・土成にも停車します。運行本数は多く、1日6便、朝~夕まで運行されていますバスの運賃は4,800円ですが、学割で4,080円、往復割引で片道あたり4,320円まで安くできます。移動時間は約3時間28分で、鉄道の時間に比べて少し短いですが、一般道や高速道路の渋滞で、これより長くなる可能性はあります。

高速バスの特徴としては、主要駅から離れたエリア、乗り換えないと移動が不便な場所でも、乗り換えなしで行けるメリットもあります。また、鉄道では移動が不便なエリアナタメ、徳島道沿線、徳島県の西部と松山の移動では、乗り換えを必要としない唯一の交通手段でもあります。

松山徳島の高速バスを検索する

まとめ

以上をまとめると、運賃・移動時間とともに高速バスが優れており、鉄道は運賃が高い、乗り換えがある点を踏まえると不利です。移動時間の面では大きな差はありませんが、それでも、高速バスの方が若干短くなります。鉄道のメリットを上げるとすれば、運行本数が高速バスより多いため、時間の融通が利きやすい点、定時制が高い点が上げられます。

移動時間比較早見表

通常運賃最安値運賃移動時間備考
鉄道8,900円———–3時間49分最安値は学割を除く
ツアー7,850円———–片道あたりの運賃で計算
((ツアー料金)ー5,000)/2
高速バス2,300円4,320円3時間28分最安値は学割を除くと往復割引が最安値