岡山高知の移動（特急列車と高速バス、、バスが有利か）

交通の要所であり、岡山県の県庁所在地である岡山市と、四国南部に位置する高知との距離は約180キロ離れています。この区間の移動手段は、瀬戸大橋を介して、鉄道と高速バスの２つがあるので、それぞれを比較してみていきます。

鉄道（特急南風）
JR+ツアーを利用する。
高速バス
まとめ

鉄道（特急南風）

初めに鉄道を見ていきます。このルートでは、土讃線経由の特急南風を利用します。乗り換えはなく、特急1本で移動できます。最も安い運賃は自由席5,940円ですが、下記の割引切符を利用することで、さらに安くできます。

岡山指定席トク割切符	指定席　8,000円 (片道　4,000円)	往復利用・四国発のみ当日まで購入可能
岡山週末指定席トク割切符	指定席　7,380円 (片道　3,690円)	往復利用・四国発のみ当日まで購入可能
岡山自由席トク割回数券	自由席　14,200円（1枚　3,550円）	4枚つづり・四国発のみ
高知観光きっぷ	指定席　7,380円（片道　3,690円）	岡山発往復+自由周遊プラン
Web早特7	自由席　5,940円	7日前まで購入可能
eきっぷ	グリーン8,200円* 指定席　5,940円自由席 5,940円*	*高知岡山間のみ
eチケットレス特急券	グリーン7,520円指定席　5,830円	e5489で予約
チケットレス特急券	グリーン8,740円指定席　6,230円	e5489で予約
金券ショップ	指定席　4,200円
学割	グリーン8,190円指定席　5,920円自由席　5,190円	学割証明必要

これらの中で、一番割引率が高いのはJR四国旅行が販売する「岡山自由席特割回数券」で、片道あたり3,550円で移動できます。次が「岡山週末指定席トク割切符」で3,690円です。ただし、これらは四国発（朝倉～土佐山田駅のみ）なので、岡山発を考慮すると、金券ショップの切符が安く4,200円で移動できます。

移動時間は、約2時間37分です。運行本数は朝～夕まで、1時間辺り1本運行されています。

JR+ツアーを利用する。

岡山もしくは高知で1泊以上するのであれば、ホテルとセットになったツアーを利用する方法も選択肢の1つです。これは新幹線もしくは、飛行機の移動と宿泊がセットになったツアーパックで、別々に予約するよりも安い運賃で利用できます。具体例をあげてみていきます。

ツアーは特急南風の往復料金と、広島のホテル料金が含まれます。ホテルの料金は、安いビジネスホテルの5,000円台と仮定します。すべてが込みで16,100円ですが、別々に予約すると、最低でも16,880円かかります。差額は780円で、若干ですがツアーの方が安くなります。これを、片道当たりの運賃で計算すると5,550円です。

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高速バス

次に高速バスを見ていきます。高速バスは、下電・両備バス・とさでんが両都市間を運行しています。岡山駅を発着とし、岡山市内の各所に停車します。高知側では、途中大豊ICに停車し、高知市内の各所に停車します。運行本数は1日8便と多く、朝～夕まで、どの時間帯でも比較的利用しやすいのが特徴です。運賃は通常運賃で4,400円、往復割引（7,920円）を利用することで片道3,960円、学生割引では片道3,740円、回数券（14,200円）で、最安値で3,500円で移動できます。移動時間は2時間38分で、渋滞などによる遅れがなければ、鉄道の移動時間とほぼ同じです。

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まとめ

以上をまとめると、もっとも運賃が安いのは高速バスで、移動時間の面では高速バスと鉄道ほぼ同じです。これを踏まえると、運賃の安い高速バスが圧倒的有利で、比較的運行本数が多いことも考えると、高速バスが一番の選択肢になるでしょう。鉄道は不利ではありますが、バスに比べて本数が多いことや、定時制が優れている点があります。また、鉄道の岡山自由席特割回数券であれば、片道3,550円で利用でき、高速バスの割引切符とほぼ同じ料金で移動できます。四国発であれば、鉄道でも選択肢になるでしょう。

移動時間比較早見表

	通常運賃	最安値運賃	移動時間	備考
鉄道	5,940円	3,550円	2時間38分	学割を除くと、岡山自由席トク割回数券が最安値
ツアー	5,550円～		〃	通常運賃は、ホテル代を 5,000円差し引き、片道運賃で計算
高速バス	4,400円	3,500円	2時間37分	最安値は回数券（1回あたり）