東京成田空港の移動手段比較(JR・京成鉄道・高速バス)

成田空港 空港と主要駅の移動
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ここでは東京駅と、日本の空の玄関口である成田国際空港間の移動について、移動手段を比較していきます。東京と成田空港は約75km離れており、移動手段はJR・京成電鉄・高速バスの3つがあります。また、鉄道は特急と快速列車を利用する2つ選択肢があります。なお、いずれの移動手段も第1ターミナルと第2・3ターミナルで乗降できます。それぞれを比較してみていきます。

JR成田エクスプレス

特急南風・剣山横浜・新宿・渋谷・品川・東京駅・千葉⇔
成田エクスプレス⇔成田国際空港
グリーン :3,840円
指定席  :3,070円

移動時間:56分

初めにJRの成田エクスプレスを見ていきます。東海道線・総武本線経由で東京と成田空港を直通で結ぶ特急列車です。東京駅のほか、大船を発着として品川、横浜、千葉から、新宿発着として渋谷からも利用できます。運賃は最安値で3,070円、グリーン席でも3,840円と高くありません。割引切符については以下の2つが利用できます。

チケットレス35%OFF指定席 2,460円えきねっと専用
チケットレス割引指定席 2,970円
グリーン3,740円
えきねっと専用

JR東日本のえきねっとで購入できるチケットレス切符が安く購入できます。最安値は35%オフのチケットで2,460円す。

移動時間は56分で、約1時間と見積もっておけばよいでしょう。運行本数は多く1時間あたり最低でも1本、日中は2本運行されています。

JRの特徴としては横浜・品川や新宿から利用できるため、山梨方面や神奈川方面、JR東海道新幹線から乗り換えて空港まで行く場合に便利です。一方で上野駅には停車しないため、埼玉や群馬、東北地方からの場合は、京成電鉄のスカイライナーの方が便利かもしれません。

総武本線快速列車

JR東海道線・関空快速横浜・品川・東京駅・千葉⇔
総武本線快速⇔成田国際空港
運賃:2,340円
移動時間:1時間37分

なお、当該区間は特急を利用せず在来線で移動することも可能です。快速の場合、特急券が不要なので、1,340円で移動できます。ただし移動時間は長く、約1時間40分もかかります。運行本数は比較的多く、1時間に最低1本は運行されています。

もっとも、特急列車ではないためロングシートの座席が中心で、また混雑する区間を走行するため、着席できないこともあります。グリーン車が+1,000円で利用でき、2,340円で移動できますが、成田エクスプレスの割引チケットで2,460円で乗車できることを考えると、グリーン車に乗車するメリットはあまりないかと思います。

なお、この列車は神奈川の久里浜発着なので、横須賀・大船・横浜・品川、また千葉から乗り換えなしで利用できます。成田エクスプレスに比べて停車駅が多いため、特急では停車しない駅発着の場合は、快速が便利になることもあるでしょう。

京成電鉄(スカイライナー)



JR東海道線・関空快速
東京駅⇔JR京浜東北・山手・常磐線⇔
京成スカイライナー⇔成田空港
運賃:2,750
移動時間:1時間

次に京成電鉄のスカイライナーを利用するケースを見ていきます。このルートは京成電鉄特急を成田日暮里間で利用し、日暮里東京駅間はJRの在来線を利用します。在来線は京浜東北線・山手線・常磐線が利用できます。このルートの場合、特急料金も含めて運賃は2,750円です。スカイライナーのみの料金は2,580円です。日暮里で乗り換えが必要になるため、京成電鉄、JRで別途切符を購入する必要があります。ただし、交通系ICカードであれば関係ありません。割引切符は、東京観光用の地下鉄乗り放題、他都市の鉄道の割引チケットとセットになったもの等がありますが、購入しやすいものとしては下記の2つがあります。

スカイライナーバリューチケット
プレミアム
指定席 2,310円
旅行代理店HISで購入可能
成田空港⇔日暮里・京成上野駅間
スカイライナーバリューチケット指定席 2,310円LCC利用の場合、空港等で購入可能
成田空港⇔日暮里・京成上野駅間

ツアー利用時に購入できるバリューチケットプレミアムと、LCC利用時に購入できるバリューチケットがあります。料金は通常の切符より270円安い2,310円です。安いものの、特定の条件を満たす必要があります。

移動時間は乗り換えも含めて約1時間です。スカイライナーの運行本数は多く、1時間あたり2本~3本運行されています。移動時間の面ではJRの成田エクスプレスと大きな差はありませんが、在来線との乗り換えがある点がデメリットにもなり得ます。特に東京都内の移動に慣れていない人には負担です。

スカイライナーは京成上野駅が発着なので、上野駅まで移動すればJRの在来線に乗り換えることが可能です。ただし、京成上野駅と上野駅でも乗り換えが発生し、かつそれぞれの駅間をエレベーター、エスカレーター等で長い距離を移動しなければならないので大変です。東京駅が発着であれば日暮里駅での乗り換えが良く、上野駅の乗り換えに比べて短く、数分で移動できます。

JR成田エクスプレスとの比較では、乗り換えの有無以外では、料金面ではこちらの方が数百円ですが安くなります。ただし、えきねっとの割引切符で安くできることを考えると、JRの方が優勢でしょう。東京駅まで行かずに、発着が埼玉・茨城・群馬方面であれば日暮里での乗り換えが便利で、また上越・北陸・東北・北海道新幹線を利用するのであれば、上野で乗り換えられるスカイライナーの方が便利でしょう。一方、東海道新幹線に乗り換えるのであれば、乗り換えが1回で済む成田エクスプレスの方が便利です。

京成電鉄特急・快速(在来線)

JR東海道線・関空快速東京駅⇔総武本線⇔船橋駅
京成船橋駅⇔京成アクセス特急・快速⇔成田国際空港
運賃:1,170円
移動時間:1時間25分

JR同様、当該区間は在来線(特急・快速)で移動することも可能です。特急とはいえ、快速列車や普通列車で利用されるロングシートのみの車両です。特急券が不要なので、1,170円で移動できます。ただしスカイライナーに比べて停車駅が多いことや、スカイライナーに比べて遠回りのルートなので移動時間は長く、JRの移動と乗り換えも合わせ約1時間25分もかかります。これは特急を利用した場合で、快速の場合、さらに移動時間が長くなります。運行本数は、京成船橋駅に停車する特急・快速は1時間辺り2本~5本です。なお、京成上野・日暮里での乗り換えでも移動できますが、東京駅が発着の場合、船橋乗り換えよりも料金が高くなります。また、成田空港→東京ルートの場合、日暮里・京成上野には停車しない、下記の別系統の列車があるので注意が必要です。

京成電鉄特急・快速(日本橋・品川・羽田空港乗り入れ)

JR東海道線・関空快速東京駅⇔徒歩⇔日本橋⇔浅草線快速エアポート
・京成アクセス特急・快速⇔成田空港
運賃:1,420円
移動時間:1時間19分~

京成本線の特急には、途中から都営浅草線に乗り入れ、東京の浅草・日本橋・銀座方面へ向かう列車があります。また一部は京急に乗り入れ、羽田空港まで向かう列車もあります。東京駅発着の場合、日本橋東京間を徒歩で(徒歩5分)、日本橋と空港間を上記の列車で乗車するルートもあります。この場合、運賃は1,420円で高いものの、乗り換えなしで移動できます。移動時間は特急で1時間19分です。運行本数は1時間辺り2本~5本あり充実しています。便利な列車ではありますが、同様にロングシートのみの車両です。

日本橋方面、京成上野方面いずれの列車も停車駅が多い分、利用者も多く、混雑する時間帯は座れないこともあります。そのため、JRの快速列車同様、スカイライナーの停車しない駅発着であれば良いですが、東京駅と空港間の移動であれば、確実に着席できるスカイライナーの方が良いでしょう。

高速バス

JR関東バス東雲イオン・銀座駅・東京駅
⇔AIRPORTバス⇔成田空港
1,500円1時間10分
とさでん・JR四国高速バス・徳島バスバスタ新宿・羽田空港
⇔AIRPORTバス⇔成田空港
3,600円新宿:1時間30分~
羽田空港:1時間20分~
25分

*移動時間は東京駅・バスタ新宿・羽田空港第3ターミナル⇔第1ターミナル間までの移動時間を表示。

次に高速バスを見ていきます。高速バスは、東京の複数の地点を発着とするバスがありますが、代表的なバスとして東京駅発着のバスがあります。こちらは1,500円という安さで利用でき、予約も不要です。移動時間は約1時間10分程度で、JRや京成の特急よりも移動時間が短いです。運行本数は非常に多く、日中は10分間隔で運行されています。

移動ルートの中で最もコストパフォーマンスが高いのは、おそらくこのバスでしょう。料金が安いうえに、成田エクスプレス・アクセスライナーとそれほど時間差はなく、しかも運行本数は鉄道よりも多い、かつ、乗り換えもないからです。東京駅から乗り換えてどこに移動するにせよ便利です。もっとも、渋滞により遅れることがあり、特に空港方面へは、飛行機に乗り遅れるリスクがあります。

なお、バスタ新宿・羽田空港発着のバスも運行されているほか、池袋駅・渋谷駅ほか都内の各所へのバスが多数運行されており、乗り換えなしで移動できます。ただし、新宿・羽田空港方面へのバスは料金が高く、東京駅発着のバスに比べて2倍以上です。

東京成田空港間のバスの情報はこちら

まとめ

以上をまとめると、運賃面では在来線、特に京成電鉄の特急列車が特急料金なしで乗車でき、かつ最安値で移動できます。ただし、移動時間の面では最長で、混雑で座れないこともあるため、あまりお勧めできる移動手段ではありません。移動時間の面では、JRの成田エクスプレス・スカイライナーが速く、料金はかかるものの、確実に着席でき快適に移動できます。コストパフォーマンスが総じて高いのは高速バスです。東京駅と成田空港間を1,500円で移動でき、1時間10分の移動時間で鉄道の在来線よりも速く、成田エクスプレス・京成ライナーとは比べて大きな差がないうえに、運行本数が多い、確実に着席できるなど、メリットが多いからです。ただし、渋滞により遅れることがあるのがデメリットです。

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移動時間比較早見表

通常運賃最安値運賃移動時間備考
成田エクスプレス3,070円2,460円56分最安値はえきねっとの
チケットレス35%オフ
JR総武線快速2,340円1時間37分~
京成スカイライナー2,750円2,310円1時間日暮里駅で乗り換えあり
京成アクセス特急
・総武線快速
1,170円1時間25分~船橋乗り換え
京成アクセス特急
浅草線乗り入れ
1,420円1時間19分~日本橋駅で乗降、徒歩で東京駅5分
高速バス1,500円1時間10分~渋滞により遅れる可能性あり