京都関西空港の移動(鉄道と高速バス)

特急はるか 空港と主要駅の移動
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ここでは観光都市である京都市と、西日本の空の玄関口である関西空港の移動について、移動手段を比較していきます。京都と関空は約100km離れており、移動手段は特急・在来線・高速バスの3つがあります。それぞれを比較してみていきます。

特急はるか

特急南風・剣山京都駅⇔特急はるか⇔関西空港グリーン :4,360円
指定席  :3,590円
自由席  :3,060円

移動時間:1時間23分

初めに鉄道の特急を利用するケースを見ていきます。特急「はるか」が高頻度で運行されており、京都と関空を乗り換えなしで移動できます。運賃は最安値の自由席で3,060円です。この区間は割引切符も販売されており、それらを利用することで以下のように安くできます。

eきっぷ指定席 3,060円
グリーン3,830円
e5489、J-West Card専用
チケットレス特急券指定席 2,950円
グリーン3,640円
e5489、J-West Card専用
Westerポイント
チケットレス
指定席 2,710円e5489専用、200ポイント使用
J-Westチケットレス指定席 2,710円e5489専用
チケットレス特急券指定席 3,390円
グリーン4,360円
e5489専用
Westerpoint
アップグレードチケットレス
グリーン3,450円e5489専用、500ポイント使用

割引切符はすべてe4589の利用が前提で、チケットレス切符になります。そのため、e5489での登録が必須、一部では-West Cardの発行も必要になります。最安値はウェスターポイントを利用したチケットレス切符と、J-Westチケットレス切符の2,710円です。いずれも指定席です。

移動時間は、乗り換えなしで1時間23分、鉄道ルートは新幹線や在来線など組み合わせはいくつかありますが、移動時間では特急「はるか」が最速です。運行本数は多く、1時間あたり1本~2本運行されています。

在来線

JR東海道線・関空快速京都駅⇔JR東海道線⇔大阪駅
⇔関空快速⇔関西空港
運賃:1,860円
移動時間:1時間48分

次に特急を使わないルートを見ていきます。この場合、京都大阪間をJR東海道線の快速、大阪関空間は、阪和線を走行する関空快速を使います。このルートでは、大阪駅で必ず乗り換えが必要になります。運賃はルートの中では最も安く1,860円、移動時間は特急よりも少し長い1時間48分です。運行本数は、JR東海道線の本数は多く1時間辺り3本~5本、関空快速も多く1時間辺り4本運行されています。コストパフォーマンスを考えると、このルートが良さげではあります。関西エリアの在来線は転換クロスシートを採用している列車が多いため、着席できれば、比較的快適に移動ができます。ただし、利用者が多いため、着席できないことも多く、時間帯によっては満員電車での移動になることもあります。また、大阪駅で乗り換えが必要なので、土地勘があり、移動に慣れている人向きでしょう。

なお鉄道ルートにはこれ以外に、京都新大阪間を新幹線で移動するルート、なんばから南海電鉄の特急快速ラビット、快速列車を利用するルートもあります。ただし、京都発着であれば、JRでの移動が必須になり、JR1本で簡単に行けるため、わざわざ他の鉄道会社に乗り換えるメリットはありません。

高速バス

とさでん・JR四国高速バス・徳島バス京都駅・高速京田辺⇔関西空港線
⇔関西空港(第1・第2ターミナル)
2,800円1時間28分
*移動時間は京都駅(八条口)と関空第1ターミナル間の移動時間を表示。

次に高速バスを見ていきます。高速バスは、京阪バスが京都駅と関空間を高頻度で運行しています。運賃は2,800円と鉄道より安く移動でき、さらに往復割引を利用することで、片道2,550円で移動できます。移動時間は約1時間30分程度であり、鉄道と大きく変わりません。ただし、道路の混雑によってはこれよりも長くなることがあります。京都関空間は、交通量の多い道路を走行するため、渋滞も珍しくなく、ある程度余裕をもって利用する必要があります。運行本数は比較的多く1時間あたり2~3本運行されています。高速バスは運賃が安い点もメリットですが、第2ターミナルまで乗り換えなしで移動できるメリットもあります。鉄道の場合、関空の駅は第1ターミナルに隣接しているため、第1と第2ターミナルの移動は、無料のシャトルバスを利用する必要があり、追加で10分~20分程度かかります。特にLCCを利用するのであれば、乗り換えなしの高速バスがとても便利になるでしょう。

京都関空間の高速バスの情報はこちら

まとめ

以上をまとめると、運賃の面では在来線が最も安く、次に高速バスです。移動時間の面では、在来線が長いものの、特急と高速バスでは、大きな差はありません。最速では特急はるかが最も移動時間が短く、かつ、定時制に優れています。高速バスは第2ターミナルまで乗り換えなしで移動できるため、第2ターミナル発着のLCCを利用する場合は、高速バスが有利になるでしょう。関西地区に土地勘があり、移動に問題がなければ、在来線でも問題ありませんが、そうでなければ、高速バスか特急「はるか」が無難な選択肢になるでしょう。

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移動時間比較早見表

通常運賃最安値運賃移動時間備考
特急はるか3,060円2,710円1時間23分最安値はWesterポイントチケットレス・
J-Westチケットレス
在来線1,860円———–1時間48分大阪駅で乗り換えあり
高速バス2,800円2,550円1時間28分最安値は往復割引(往復4,100円)