札幌秋田の移動手段比較(飛行機がメイン?フェリーも選択肢)

男鹿のなまはげ 北海道本州の移動
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札幌市は北海道の中心都市であり政令指定都市でもあり、秋田市は日本海に位置する秋田県の県庁所在地です。両都市間は直線距離で約385km離れており、移動手段は、飛行機・フェリーの2つがあります。ここではそれぞれを比較してみていきます。

なお、鉄道の移動は、新幹線と特急を介して移動できるものの、乗り換えがあり移動時間が非常に長くなることから、推奨できるルートではないため、ここでは取り上げません。

飛行機(格安航空券)丘珠空港経由

LCC,格安航空券札幌駅⇔市営地下鉄東豊線
⇔栄町⇔連絡バス⇔丘珠空港
⇔JAL⇔秋田空港
⇔空港連絡バス⇔秋田駅
札幌地下鉄 :250円
札幌連絡バス:350円
飛行機:13,090円~
秋田空港連絡バス:950円
合計:14,640円~
札幌丘珠空港間:約40分
飛行機:約1時間10分
秋田バス間:約50分
合計:約3時間40分
*移動時間の合計は、移動時間に待ち時間を+1時間入れた時間を表示

はじめに飛行機での移動、丘珠空港発着の航空便を見ていきます。この場合、JALが1日2便運行されています。運賃は全て合わせて14,640円で、比較的安い航空券は10,000円台のものが多く占めます。冬のオフシーズンになると、これよりもさらに安くなり、10,000円以下の航空券もでてきます。移動時間は約3時間40分です。

このルートの場合、札幌側で2回乗り換えがあり、乗り換えがスムーズにいかなければ、さらに移動時間が長くなる可能性があります。もっとも、千歳空港に比べて、札幌の中心部に近い距離にあり、特に札幌市北部や都市圏北部が発着地であれば、丘珠空港の方が便利です。

丘珠秋田間の航空券を調べる

飛行機(格安航空券)新千歳空港経由

LCC,格安航空券札幌駅⇔快速エアポート
⇔新千歳空港⇔ANA⇔秋田空港
⇔空港連絡バス⇔秋田駅
快速 :1,180円(自由席)
飛行機:10,930円~
空港バス:950円
合計:13,060円
快速:約40分
飛行機:約1時間
空港バス:約50分
合計:
約3時間30分
*移動時間の合計は、移動時間に待ち時間を+1時間入れた時間を表示

次に千歳空港発着の飛行機を見ていきます。飛行機の場合、ANAを利用します。1日あたり2便、朝と夕方に運行されています。格安航空券は10,930円が最安値で、丘珠空港発着の航空券と比べると安いです。ただし、日によってこの価格は変動するため、これより高くなる日もあります。移動時間は約3時間30分で、丘珠空港ルートと比べると10分こちらの方が短い計算になります。ただし、乗り換えの時間によって上下するため、実質的にはほとんど変わらないと考えてよいでしょう。

なお、丘珠空港と札幌駅、新千歳空港と札幌駅間の移動時間は、前者の方が近いにもかかわらず、大きな差がありません。これは空港と駅間のアクセにおいて新千歳空港の方が、乗り換えなく移動できることが大きいでしょう。それを踏まえると、新千歳ルートの方が移動しやすいと言えます。

新千歳秋田間の航空券を調べる

新日本海フェリー

大洗フェリー秋田駅⇔秋田交通バス⇔秋田港
⇔新日本海フェリー⇔苫小牧東港
⇔連絡バス⇔南千歳駅
⇔JR千歳線⇔札幌駅
秋田バス:450円
フェリー:5,600円~
苫小牧バス:1,320円

JR:1,040円
合計:8,410円~
上り:
19:30発/07:35着

下り:
06:15発/16:45着


JR:約40分
苫小牧バス:45分
秋田バス:30分
*フェリーの運賃は、最も安いツーリストJの料金、また、もっとも安い期間の料金を表示。

最後にフェリーを見ていきます。フェリーは秋田と苫小牧を結ぶ新日本海フェリーを利用します。フェリーターミナルと主要駅のアクセスは、秋田側はバス、北海道側はJR在来線・バスを利用します。札幌と苫小牧東港を直通で結ぶバスはないので、南千歳駅で乗り換える必要があります。運賃は、雑魚寝部屋の最安値で5,600円、すべてを合わせても8,410円と、10,000円を超えません。プライバシーが確保される寝台部屋にしても6,400円~8,600円なので、航空券と同じか少し安い値段になります。一見すると高いように見えますが、上り(本州方面)は、船内で1泊するため、この料金は宿泊費も含みます。横になって寝れるだけでなく、入浴、食事もできるので、それを踏まえるとコストパフォーマンスは高いと言えるでしょう。ただし、下り(北海道側)は、朝出発、夕方に到着なので、到着先のホテルを予約する必要があります。ほぼ1日移動に費やす形になるので、移動時間の面では10時間を超えるでしょう。

まとめ

以上をまとめると、最安値はフェリーで、フェリーターミナルと主要駅間の運賃を含めても、飛行機とほぼ同じか安い料金になります。ただし、下り方面については、朝発で夕方着になるので、ほぼ1日移動に費やす形になり、移動時間の面では不利です。それを踏まえると、秋田札幌間のメインの移動手段は飛行機であり、その中で新千歳発着の飛行機が、航空券の値段、移動時間を見ても優勢かと思われます。

移動手段比較早見表

移動手段通常運賃移動時間備考
飛行機(丘珠)14,640円~3時間40分
飛行機(新千歳)13,060円~3時間30分
フェリー8,410円~上り 夜発朝着
下り 朝発夜着
上りは船内で宿泊