仙台盛岡の移動(新幹線・高速バス・在来線)

盛岡市岩手銀行赤レンガ館東北地方の移動
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仙台は宮城県の県庁所在地であり東北地方唯一の政令指定都市です。盛岡は岩手県の県庁所在地であり、岩手県内陸部のほぼ中部に位置しています。両都市間は約170km離れています。ここでは、東北新幹線、高速バス、東北本線の3つの移動手段を比較してみていきます。

東北新幹線

JR東北新幹線 なすの・やまびこ仙台⇔東北新幹線やまびこ
・はやぶさ⇔盛岡
自由席
やまびこ指定席
やまびこグリーン席

はやぶさ指定
はやぶさ指定席
はやぶさグランクラス
6,050円
6,990円
9,050円

6,780円
9,260円
14,100円
はやぶさ:40分
やまびこ:1時間14分

はじめに新幹線の移動です。東北新幹線はやぶさ・やまびこを利用します。運賃は自由席で6,050円、はやぶさには自由席がないので6,780円~です。指定席やグリーン席は、やまびことはやぶさで料金が若干違います。前者の方が少し安くなります。グランクラスはやまびこ号にはありません。移動時間は最速のはやぶさ号で40分です。やまびこ号の場合は、停車駅にもよりますが1時間14分かかります。はやぶさは途中の停車駅がないので、次の駅が降車駅です。運行本数は1時間辺り2~3本です。

新幹線には割引切符もあります。以下に一覧を掲載します。

トクだ値1はやぶさ:指定席
やまびこ:指定席
6,250円
5,730円
1日までの購入。5~10%割引
ICカードでのみ利用可能。
トクだ値14はやぶさ:指定席
やまびこ:指定席
4,930円
4,450円
13日までの購入。25~30%割引
ICカードでのみ利用可能。
新幹線
eチケット
はやぶさ:グランクラス
はやぶさ:グリーン
やまびこ:グリーン
はやぶさ:指定席
やまびこ:指定席
13,900円
8,660円
8,450円
6,390円
6,180円
ICカードのみで乗車可能。
JREPOINT
アップグレード
はやぶさ:グランクラス
はやぶさ:グリーン席
やまびこ:グリーン席
6,390円
6,390円
6,180円
3,000~8,500ポイント使用
学生割引グランクラス
グリーン
指定席
自由席       
7,590円
8,570円
6,090円/6,300円
5,360円
学割証明必要。
*はやぶさ号に自由席はなし。

この中で一番安いのは、トクだ値14のやまびこ号の4,450円、次がはやぶさ号の4,930円です。JREPOINTはポイントを利用することで、グランクラスやグリーン席を自由席より少し高い値段で利用できるので、ポイントがたまっていて、少しぜいたくをしたいのであればよい選択肢でしょう。

ツアー(JR新幹線)

JR東北新幹線 なすの・やまびこ仙台駅⇔東北新幹線⇔盛岡駅ツアー価格:
15,000円
個別に予約した場合:
交通費:6,050円x2
ホテル:5,000円
合計:17,100円
*価格は変動あり。情報はページ作成時直近のものであり、具体的な価格、差額は日によって異なります。

次にJR新幹線と特急、ホテルがセットになったツアーを見ていきます。これは1泊する場合で、盛岡から仙台へのツアーの例です。ツアー価格は最安値で15,000円で、個別に予約した場合よりも2,100円安くなります。この価格は、最安値のツアーと安いビジネスホテルの5,000円を比較したものであり、高いホテルになれば、これよりも値段が高くなります。ツアーは、ホテルと交通手段を一括で予約できるので、手前を省きたい場合に良い選択肢です。

仙台盛岡のツアーを検索する

高速バス(アーバン号)

アーバン号仙台駅東口・広瀬通り⇔アーバン号
⇔盛岡駅西口・バスセンター
3,500円約2時間42分

次に高速バスを見ていきます。両都市間はアーバン号が運行しています。仙台市内と盛岡駅と盛岡バスセンターに停車します。運賃は3,500円、2回券は6,500円で販売しており、これを利用すれば、1回辺り3,250円まで安くなります。移動時間は約2時間40分、運行本数は多く15本あります。

距離が長いので移動時間が長くなります。渋滞については、仙台市内の渋滞、行楽シーズンなどは遅れることがありますが、通常であれば、このエリアは一般道でも高速道路でも交通量は多くないので、遅れることはなく、時間よりも早く到着することもあるでしょう。

仙台盛岡間の高速バスを検索する

JR東北本線(在来線)

東北本線仙台駅⇔東北本線⇔盛岡駅
(複数回乗り換えあり)
3,410円3時間27分

最後に在来線を見ていきます。東北本線の普通列車を利用します。運賃は3,410円、新幹線から特急券を引いた料金です。移動時間は3時間27分です。この区間は通しての運行していないので、乗り換えが複数回あり、最低でも小牛田駅、一ノ関駅で乗り換えが必要になります。運行本数は地区によって異なるものの、特に岩手県内は少ないため、時間帯によっては待ち時間が発生します。所要時間が長いのも、この待ち時間が長いことが原因です。高速バスよりも時間がかかります。

まとめ

以上をまとめると、運賃が安いのは在来線、次が僅差で高速バス、移動時間では新幹線です。

在来線が最安値であるものの、乗り換えの多さや移動時間、運行本数の少なさ、在来線はロングシートが主流であると考えると、正直選択肢にならないと思います。在来線が選択肢になるのは、青春18きっぷを利用する場合だけでしょう。ほぼ同じ値段で快適な座席が利用でき、移動時間も短い高速バスの方が良いのは言うまでもありません。一方で新幹線も、2週間前のトクだ値を利用できれば、4,450円です。これは高速バスよりも950円高い程度です。これを踏まえると、新幹線の早割切符を購入するのが、もっともコストパーフォーマンスが高い手段と言えるでしょう。

移動手段通常運賃最安値運賃移動時間備考
新幹線6,050円4,450円40分~1時間14分最安値は
やまびこ号のお先にトクだ値14
ツアー5,000円運賃は、ホテル代金(5,000円)
を引いた片道辺りの運賃
高速バス3,500円3,250円2時間42分最安値は2回券
在来線3,410円3時間27分複数回乗り換え、待ち時間あり